2018「藝術生活宣言ーだって楽しいんだもん!」 九州芸文館/福岡

2018「藝術生活宣言ーだって楽しいんだもん!」 九州芸文館/福岡
Group Exhibition Kyushu geibun-kan/ Fukuoka

福岡県筑後市にある県立の文化施設「九州芸文館」での企画展(4人の芸術家によるグループ展)の展示風景です。2017年4月から福岡県糸島市で始めた、自宅をベースにした住まいのプロジェクト「くるくるハイツ」を切り口とした展示を行いました。

この展示では日頃私自身の生活の場でもあり活動拠点でもある「くるくるハイツ」のコンセプトの部分から抽出し、新たに展示空間として再構築を行いました。糸島と筑後から廃材を集め、即席で部屋のような空間を作ることで、元々そこにあった物と停止、解体された時間を再度つなぎ合わせる試みとして組み立てています。

アーティスト・ステイトメント
「クリエイティブであること」が、どこからやって来るのかについて考えています。日常や人生に潜むクリエイティビティがここ数年のの私にとって興味の対象です。何かを考えることやそれを伝えること、一つひとつの行動は人が表現として生み出す行為といえます。アートとそうでないものの違いは、もしかするとただの枠組みでしかないのかもしれません。
表現という領域で、枠や範囲を固定せず、拡大をしていくこと。私たちはその中で常に未来を作っていく。過去からの想いを受け継いで今と未来に物事を起こしていく行為もまた、当たり前に行われている表現の形です。些細な想いやちょっとした所作に宿る創造性の追求。それらの実践が、現在の私の活動の根底にあると考えています。

 

展示空間で流した映像です。「くるくるハイツ」と会場である九州芸文館をつなぐこと、冬から春に季節が回っていくことをコンセプトにしています。


映像撮影、編集協力:大熊誠一郎 https://www.seiichirookuma.com/