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『子どもたちの遺言』という写真と詩の本を買いました。

以前偶然見かけて読んでから、ずっと忘れられずにいた本『子どもたちの遺言』をやっと買いました。とても良い。

タイトル見るとギョッとする。子どもたちの遺言って、ただ事じゃないのでは。

これは谷川俊太郎さんによる詩と田淵章三さんによる写真で構成された本。赤ちゃんの誕生シーンから始まる。生まれだばかりの赤ちゃんは、言葉を喋らないけど、読んでいるとなるほどと感じる言葉たち。

 

本のページが進むにつれて、子どもの年齢は上がっていく。最後は20歳で終わる(”子ども”の終わりというわけね〜)。その時々の年齢の子どもたちが見ている世界、感性が映し出される感覚。子ども本人の言葉ではないのに、胸に迫るリアリティがある。

あの頃子どもだった頃の自分、親として子どもを見つめる自分、その両方の視線が交錯するような感覚。

 

この連載企画は、元々は、谷川俊太郎さんが子どもたちに向かって遺言を書くという内容だったとのことだけど、谷川俊太郎さんの想いで、逆に子どもから大人に遺言してもらう発想に逆転させたと書いてあった。

 

私自身がなるほどと思ったのは、子ども達って、消えていく存在なんだよなぁということ。その変化の速度はものすごい。0歳と3歳じゃ見ているものも考えていることも違うのはよく分かる。そして10歳と17歳も。

この消えていくその時々の瑞々しい感性を、切り取ってもらえたような気がして心が揺さぶられたのだと思う。

自分自身についてもそうなんだけど、あの時の感覚、忘れてしまうんだよなぁ。大人の都合やそこから見える世界だけで物事を捉えるのを当たり前にしたくない。あの頃あの時の自分や、今もリアルタイムで、大人になった私が忘れてしまった世界に生きている子どもたちの世界と言葉に耳を傾ける態度を持っていたい。

そんなことに気づかされる本でした。大人におすすめ!笑

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