Month: July 2020

次世代必須教養、愛着….!「マンガでわかる愛着障害」

「マンガでわかる愛着障害」を読みました。比較的身近なテーマだと分かっていたけど、初。 この分野、次の時代は必須教養と感じる…。私の場合は身近に思い当たる面々も多々….。 読みやすい漫画とディープなコラム解説のバランスがすごい。 中身は、漫画ということもあり、サラッと書いてあってすごくとっつきやすい。そして対照的に、漫画の合間にあるコラムの内容がディープ。でもすごい読み応えあり。漫画の取っ付きやすさとディープなコラムの往復運動….すごいバランス感覚です。 診断テストのクオリティがすごい。 愛着スタイルは「安定型」と「不安定型」(「不安型」と「回避型」)のざっくり三種類があるという考えが軸で3項目の数値の診断が巻末に。 そして自分も診断テストやってみたら見事に絶妙な数字。これは本を読みながら感じた自分の場合の実感と、かなり近い結果。すごい!!感動。 具体的には、私は安定スコアが1番多かったものの「強い」判定には一歩足りない数値。そして不安定と回避が同じ数値で、「無視し難い要素と言える」と書いてある結果に〜〜! 本によると、不安定と回避が同じくらい強いと新たな「恐れ・回避型」というタイプに進化!(?) 人と距離を取りたいのか親密になりたいのか、ごちゃ混ぜチャンプルー。 自覚として分かる….! ギリ表向きは問題のないところで生きてる感じ。自覚が相当進みます。この感覚、とても良い。 あの人の謎もどんどん腑に落ちる。 他にも「あの人このタイプだな〜、だからあんな感じだったのか!」と色々な過去の経験が腑に落ちまくるというすごい特典も。どんどん理解が深まりました。あの時知ってたらもう少し寛容な気持ちでいられたかもなぁ、と思うこと多々。 相互理解を深めるのに役立つ、とは読んでみて初めて気がつく視点でした。そういった意味でもやっぱりこの知識は有用ですねぇ…。 愛着の悲喜こもごも。 本には障害を克服していく考え方も簡単にいくつか紹介されています。でも愛着の課題はやはり人との関係性で癒やすしかないのが難しい部分。対象が人間ということは、相手には相手の課題がある場合も多々….。スムーズに必要とするものの交換が出来なかったりするのは、あるあるだと思いますねぇ。 精神的なしんどさ、生きづらさの背景に愛着障害の存在は結構大きいと改めて思いました。 人間誰しも完璧じゃないから、極端な虐待や離別が無くても、ふとした時に傷ついたりしてしまう。 本にもかなり多くの人が大なり小なり抱えている(大人の1/3、カップルや夫婦だと50%、3人いると70%)という風に書いてありました。これも体感としてすごーくわかる。更に私のようなギリやれてる人を含めると、本当に、誰しも多かれ少なかれ色々あるよね、と感じます。 「障害」というと大げなな印象だけど、大なり小なり多くの人が抱えている愛着のスタイルはあって、それが大きな問題として日常に支障を来す時に「障害」として切り取られる、というのも大事な視点かも。 私も極端に支障をきたしてはいないけど、今後より楽に生きられるように、自分の傷を癒していくぞ〜と思いました。より良く生きていくために、知ることで活かせる知識があるんだなぁ。 愛着の未来について思うこと。 一般的に乳幼児期の愛着形成は理解が広がって来ていると感じるけど、その後の成長で出会う人間関係ももっと研究が進むといいなぁとも思いました。 人と人とが信じあい助け合い支え合える心の土台、愛着….。 他の本なども読んでみて、自分なりの学びを深めたいなぁと思いました。こちらの本は入り口として最適!!   いやーおすすめです。     余談:絵や表現、芸術の力 本の中で、絵や文章などで表現すること、芸術の持つ人の心への意味について書かれていたのも、個人的には嬉しかったです。アート表現は普段は道楽のような感じであまり重要視されない印象なのだけど、行う当人にとって、すごく重要な意味を持つことがある話はとても説得力がありました。そしてそれが社会にとっても意義深い存在になるということも。 障害を苦しみの元として捉えるのではなく、何かしらの情熱に昇華していけるという希望は重要な視点だなと思っています。 アートの価値、セラピー的な視点も、もっとこの先の時代に定着していくといいなと思いました。

マインドフルネスの練習を始めます。WEEK1「利き手じゃない方の手を使う」

「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強くやわらかくする 「マインドフルネス」入門 という本を買いました。マインドフルネスは何年も前から気になっていたものの、ちゃんとした形で本を読もうとするのは今回が初めて。まさしく入門。 数年前から気になっていた本を今更購入してみたのですが、マインドフルネス実践のエクササイズが53個、ひとつ1weekで約1年修行できる本でした。す、すごい。 ブログに書いてもいいかもね、と本に書いてあったので、取り組み記録を書いていこうと思います。 53のエクササイズは、順番は自由らしいです。が、ひとまず1から。 「利き手じゃない方の手を使う」です。ひとまず1週間やってみようかな。すぐ忘れそう。そしてこの、すぐ忘れそう、というのが結局実践の1番難しいところみたいに本に書いてました笑 忘れないように工夫してみます〜。1週間経ったら、感想を追記します。 マインドフルネスに、おれはなる!! 経過メモ:イライラするのでやってられん!と思ったけど、「気づき」の部分を読んだら反省….。 確かに〜わかる感じがした。残りの期間ももう少し、考えてみようと思う。 ひとまずの感想。 結構、イライラした….苦笑 ここぞという時にのみ、利き手を使っていて、それって大抵「早く確実に」したい時ばかりなので、それを敢えて放棄するのは勇気が必要というか、ちょうど結構立て込んでるので、やっぱイライラした。最終的なまとめにあった、初心を忘れない、といった感覚は、確かに最初の時にチラッと感じた。 子どもが上手く手を動かせなくて不器用なことも、自分で不慣れな手を使ってみれば体験として理解できる。とはいえなかなかせっかちな自分を発見する機会となった…。 今後も意識的に、取り入れながら、イライラを見つめつつ気づきを得ていけるといいなぁ。 マインフルネス練習シリーズは、カテゴリ「Mindfulness」で見れるようにまとめてゆきます。    

「秋の種2019」の記録集が届きました!

去年2019年の11月に福岡市内各所で開催された展覧会企画「秋の種2019 -花の歌が聴こえる時代に-」の記録集が届きました! 展覧会の展示風景写真もたくさん! 企画に携わった方々からのオリジナルの寄稿もたくさん読めます! 読み物としても素晴らしい貴重な記録集になっていて、大変ありがたい品物!販売も今後検討中とのことです。1,400円と書いてありました。   2019年の晩秋、まだ新型コロナウィルスの存在は全く知られていなくて、とはいえ変化していく時代に自分達がどう立ち会っていくかをそれぞれが考えながら模索していくような展覧会だったと感じています。 あの時と半年以上の時間が過ぎた今を比べて、変わったもの、変わらないもの、色々あると思う中で、今敢えて自分自身は、変わらない普遍的なものについてより強く意識する機会をいただいていると感じています。 生きること、前に進むこと、表現すること。 時代や時間の流れはいつも私たちにとっては不確実なものであること。 そういったことを改めて感じながら、また次の時間を生きていく楽しさを味わっていきたいと思っています。 記録集作成に関わっていただいたみなさま、素晴らしい冊子をありがとうございました。 また今後もご縁があることを楽しみにしております。

田植え、無事完了しました報告。

7/2にお友達に手伝っていただき、合計3日間かけた田植えも無事完了できました!手伝っていただいたおかげでとっても楽しい時間になりました。この田んぼのヌチャヌチャが気持ちいい。   田植え前の田んぼはこちら。草がすごい。ここに田植えできるのか、結構勇気が必要なビジュアルでした。。自然農スタイルなので、こういうのもまぁ、怯むことはない、と思う感じ?(よくわかっていない) 春に蒔いた種もみも立派に成長。こちらも雑草がいっぱい生えてきてるけど….まぁ田植えにはあまり関係なかった!田植えの時に雑草はサヨナラすればいいので。とはいえちょこちょこ取ってあげてた方が、丁寧ではあるのでしょう。(ズボラなわたし….)   初日は教えていただきながらの田植え。娘(4)は泥遊び状態ですごく楽しそうだった。これを経験できるだけでも田んぼをやる価値はあるかもしれませぬ。   そういうわけで、無事田植えも終了!手伝ってくれた皆さま、ありがとうございました!お米が食べられるように、引き続きやれることはやっていくぞ….!(教えてもらいながらなのでよくわかっていないけど) ひとまず現在は、残った苗をどうにかするという作戦です。予備として植えておいたり、人に差し上げたり。バケツで稲育ててみたい人などいれば、今ならおすそ分けできますのでご連絡ください。数日中に難しくなるかもだけど….。草抜きやりたい人もどうぞ〜〜。最後のヌチャヌチャだよ。   コロナ騒動を機に、これ以上のタイミングはない!と思って始めた米作り。自分の中でとても良いアクティビティになっています。今改めて、生きることや命と向き合う、そんな行為の根本に、食べ物を作るとか、土と関わる行為が存在しているのだと強く感じています。とても大切なこと。 こうやって時間、季節と共にひとつの命に寄り添っていくことは、本当に豊かなことだなぁと思います。お米作りの機会をくれたご友人にも改めて感謝。   今回植えた苗も、分けていただいた種もみも、蒔いたり植えたりしていたらすぐ余る。ほんの少しの量で、自分が1年生きていけるお米になるなんて、とても不思議な感覚でした(まだ出来てはいないけど)。自分自身が数字の中の誤差の範囲で生きている、ということについて感じ、とても興味深かった。大きな数字の視点で見れば、私の命や存在も誤差の範囲なのだろうなぁ。 それでも確かに生きている。 引き続き、稲と向き合う日々を楽しもうと思っています。   くるくるハイツもなかなか「集まり」を企画しづらいので、田んぼ作業などは随時、声をかけて、興味がある人に来てもらいやすりようにしていこうと思っています。  

『ちくごアートファーム計画2020 旅と恋愛(仮称)』に出展します。

『ちくごアートファーム計画2020 旅と恋愛(仮称)』 “Chikugo Art Farm Project 2020 Love & Journey” という展覧会にアーティストとして出展することになりました。 先日、キュレーターの方々、スタッフの方々と参加作家でオンラインミーティングの初顔合わせを行いました。 面識のある方、初対面の方、以前から気になっていた方などなど、とても楽しい顔合わせになりました。アートってなんでこんなに楽しいんでしょうかね…..。 出展作家:天野百恵 AMANO Moe(美術家/福岡県在住)、牛島光太郎 USHIJIMA Koutarou(美術家/愛媛県在住)、しりあがり寿 SHIRIAGARI Kotobuki(漫画家/東京都在住)、鈴木淳 SUZUKI Atsushi(美術家/福岡県在住) 、土屋貴哉 TSUCHIYA Takayoshi(美術家/佐賀県在住 ちくごアートファーム計画のFacebookページはこちら https://www.facebook.com/chikugoartfarmproject/ 展覧会の会期は2020.12.12土-2021.1.24日の予定。 そして、7/9締め切りで直前過ぎたのですが、展覧会に合わせてアートスタッフも募集しています! 8月末には筑後のアートなホテルで合宿も予定(私も参加するよ)。アートの現場を牽引してきた豪華メンバーによるレクチャーやボリューム満点のアーティストトークも行われる予定。 むちゃ楽しそう….。福岡の方でアートの現場に興味ある方ぜひ参加しませんかー。趣味の合う友達ができること間違いなし! 一緒に楽しい展覧会を作りましょう〜〜。   コロナの状況によって諸々どうなるか不透明な部分もありますが、私も作家として、良い展覧会にしていけるように、がんばります!