2019/02/3開催!Vol.1「里山森とスープProject」キックオフイベント
あたらしいプロジェクトをはじめます。
くるくるハイツ発起人の天野百恵(あまのもえ)が、新しいプロジェクトを始めます。名前は「里山森とスープProject」。私たちが、自然の恵みに生かされているということに気づき、感じるためのプロジェクトです。
プロジェクトは年に数回のイベントをベースに行っていく予定です。基本柱はふたつ、自然観察とスープを味わうという内容です。また、今回のプロジェクト開始に当たり、天野百恵もプロジェクトと同じテーマでのアート作品制作を開始します。イベントの時に展示なども行っていく予定です。今後はトークイベントなども開催予定です。
今回は、初回のイベントということで、キックオフイベントとしました。里山での食にとても詳しい、糸島在住のカモジジジュンコさんを招いて、くるくるハイツ周辺の野山の散策(食べられる野草が見つかるかも!)と、イベント当日の節分の日にちなんで豆のスープをいただきます。プロジェクトのイベントを通じて、日頃から自然に癒しを感じるなぁ〜と思っている人や、田舎暮らしに興味がある人などが、改めて日々の暮らしと命がたくさんのものに支えられていることに気づけるような、そんなホッとした時間を味わっていただければと思っています。
Vol.1「里山森とスープProject」キックオフイベント 開催概要
イベント名:Vol.1「里山森とスープProject」キックオフイベント
日時:2019年2月3日(日)10:30~13:00くらい
参加費:大人ひとり1500円、子どもは小学生まで無料
定員:先着10組
持ち物:※下記「あったら便利なもの」参照※
申し込み方法:参加者名と参加人数(子ども参加の有無)を書いてメール contact@moeama.net までお申し込みください。
場所:くるくるハイツ(福岡県糸島市)
アクセス方法:くるくるハイツに来られたことが無い方には個別にご案内します。交通は自家用車が便利ですが、一応バスもあります(バス停徒歩10分)
当日連絡先:090-4488-7117(あまのもえ)
Facebook内イベントページ:https://www.facebook.com/events/533870663688412/
イベント内容詳細
2019年2月3日 節分
節分から立春へ(2月4日=)春のきざしを見つけに/ 野の草花を観察しながら、里山を散策するフィールドワーク
くるくるハイツのある糸島市長糸地区は、佐賀県との県境に連なる背振山地に源を発する、清流長野川のほとりに広がるのどかな田園風景の中にあります。このように、自然と人の生活が接している里山は、人の手が程よく入っていることで、自然と人の生活との理想的な調和が保たれ、豊かな自然の恵みを身近に感じることができる場所でもあります。今回は節分そして翌日に立春を迎えるということで、まだまだ寒い日が続いていますが、すぐそこまで来ている春のきざしを見つけに、長野川の支流に沿って里山の景色の中を歩きます。実際に長糸地区を歩きながら、里山の成り立ちを解説しつつ、陽だまりの中に咲く野の花や、食べられたり身体の手当に使うこともできたりする春の野草、偶然出会える生物などを観察しつつ、一足早い春の訪れを楽しみましょう。
簡単なフィールドワークですので、ただただ散策を楽しむも良し。途中で草花の解説もいたしますので、メモを取ったり写真を撮ったりするも良し。みなさんのそれぞれの形で工夫しながら、散策を楽しみましょう。野の草花はそこの環境を好んで生えていますので、摘んで家に持ち帰り飾ることはかなり難しいと思ってください。薬用や食用の有無などの勉強のために、サンプルを摘むのは良いと思います。
あったら便利なもの(なくても大丈夫です)
・メモ&筆記用具
・カメラ付き携帯電話or カメラ
・野草ハンドブック
・花ばさみ
・サンプル用に押し花or 押し草をするノートや雑誌
(新聞紙やキッチンペーパーなど、吸水しやすい紙で包みノートに挟むと保存しやすいです)
・暖かい服装=翌日から立春という春の暦になりますが、風が吹くとまだまだ寒い季節ですので、当日の気温などをチェックして防寒着や帽子、手袋など、寒くない服装を準備してください。
・汚れても良い靴=場合によっては、川岸まで降りることがあります。また里山との境は、山からの水が湧き出ていてぬかるところもあります。歩きやすく、万が一汚れても良い靴でお越しください。
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立春のスープ=呉汁
節分に豆を撒くというのは、季節のは境に生じると言われた邪気(邪鬼)を追い払うという意味があります。豆を魔目と読み、それを炒る(射る)ことで魔を封じ、その豆で邪気を追い払うのです。
ということで、今回のスープには、節分に豆を食べるという習慣を形を少し変えて、日本各地に伝わる郷土料理である呉汁を作ります。大豆を水に浸し、擂り潰したペーストを呉(ご)といい、呉を味噌汁に入れたものが呉汁です。秋に収穫された大豆が出回る秋から冬が旬=まさに節分は大豆の旬の最後なのです。呉汁に入れる大豆以外の具材は、人参、大根、ごぼうなどの根菜類、豆腐、厚揚げ、油揚げ等の大豆加工品、葱、芹、唐辛子等の薬味、芋がら、こんにゃく、椎茸、煮干し、鶏肉等で地域によって様々です。擂り潰した大豆と野菜類が豊富に入った呉汁は栄養価が高く体が温まり、冬場の郷土料理として日本各地で昔から親しまれています。
今回は糸島産の無農薬大豆や自然農法で作られた大根を始め、こだわりの材料を使い、フィールドワークで摘むことができたら、その野草なども汁の実として取り入れたいと思います。
今回のゲスト、ジュンコさんについて
カモジジュンコ/さくらい里山工房
東京都の郊外の調布市出身、糸島在住歴6年。
30年以上サーフィン・ジャーナリストとして、世界や日本各地を旅し撮影&文を専門誌に提供してきた傍ら、サーフィンから派生したポップカルチャーの取材、旅行雑誌、食の雑誌などで撮影&分筆をしてきました。東日本大震災後、旅と原稿の締め切りに追われる都会生活から、人が人らしく生きられる本来の生活へシフトするために、東京世田谷から糸島へ移住。里山にある築90年以上の一軒屋に移り住んだことをきっかけに、以前のキャリアから実験的里山生活に重点を置くようになり、そこから生まれたものを発信すべく、里山の恵みを活かしたものや伝統的な保存食作り、野草や薬草の知識のシェア、イノシシの解体、季節ごとの料理や行事のWSなどを開催したりしています。
今回は里山生活のエキスパートの一人ということで、このプロジェクトに参加させていただきました。皆さんが、里山を通して自然と触れあうこと=アーシングで癒しを感じたり、自然と人間の調和が生み出した里山の豊かさを実感したり、それを楽しむ時間のお手伝いができたらと思います。よろしくお願いします。
春迫る良き日、皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
ARTS PROJECT SCHOOLは平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業「全国に文化芸術プログラムを作り出すアーツプロジェクトリーダー育成事業」として文化庁が主催し、一般社団法人コマンドNが運営を行っています。「里山森とスープProject」はARTS PROJECT SCHOOL 福岡校スクール生実施プロジェクトです。