ちくごアートファーム計画2020 「旅と恋愛」MEIJIKAN/福岡
Group Exhibition [Chikugo Art Farm Project 2020] “Love & Journey” at MEIJIKAN/Fukuoka
福岡県筑後市の文化施設である、九州芸文館を拠点に筑後エリアの地域資源に注目しながら地域の方と一緒に展覧会を作り上げるプロジェクト「ちくごアートファーム計画」の展覧会「旅と恋愛」に出展しました。
展覧会は、5人の参加作家による美術展を筑後地域の複数地と福岡市美術館でのサテライト会場を含む6箇所で開催されました。展覧会全体の詳細は「旅と恋愛」公式サイトにて。
「旅と恋愛」公式サイト
https://love-and-journey.com/
タグ「旅と恋愛」で展覧会の進行や周辺情報も。
https://moeama.net/?tag=%E6%97%85%E3%81%A8%E6%81%8B%E6%84%9B
《出会いの距離 -meeting point-》2020年
インスタレーション(立体、絵画、ドローイング、薪)
出会うことと、その関係性、そして距離感。旅にも恋愛にも重要な要素で、そしてパンデミックで大きく変化していく渦中にある領域でもある。私たちが今、何かと対峙し向き合うことは、これまで以上に深い意味を持っているとも感じている。様々な物事がバーチャルになっていくような世界でも、自分が感じているリアリティとは何か?という問いを大切にしたいと考えている。
壁面には絵画作品、立体作品の間を縫ってしか壁にたどり着けない空間としての、インスタレーション展示を行いました。
ぶつからないように、歩くこと。まっすぐ歩けないこと。新型コロナウィルスのパンデミックによって変わってしまった私たちの日常と対象との距離感から着想を得て空間を構成しました。
平面作品は油彩画を3点、水彩画を3点展示しました。
立体作品は、チュール生地の中にパンヤ、籾殻を入れています。
立体作品の間を歩く行為を「旅」に見立てています。恋愛は「出会い」として会場を歩くことで体験してもらえる仕組みになっています。外出自粛などの要請が行われるような時代になって、わざわざ会場に足を運ぶことの意味についても強く考えさせられる展示機会となりました。
会場には、私が普段の生活で使っている薪も配置しました。リアリティについての問いとしての存在です。