やりました!「なんだこれ?!サークル」ぶちょー、岩淵拓郎さんと話してみる会

先日、勢いで決定した「「なんだこれ?!サークル」ぶちょー、岩淵拓郎さんと話してみる会」、無事ゆるりとくるくるハイツで開催されました〜。

春秋あるある、家の中より外が暖かくて気持ちいい現象により、庭でお話!ご近所デザイナーご友人や滞在中ご友人も来てくれました〜!服の色が信号機カラーになっていてとても良い。

お話しといえば、非常に濃くて面白かったです。。

「なんだこれ?!サークル」誕生の経緯(子供向けの、何か成果物がこれ!と決まっていないワークショップの依頼から)から、岩淵さんの問題意識などなど。

岩淵さん曰く、アートの良いところ/特長として
・自由に表現されている
・自由に観れる(答え合わせをしなくていい
ということがあるというお話がありました。
そして、観ることと味わうことが分離している、とも。

例えば音楽は、聴く体験の先に地続きで自分も音楽表現をする流れがあったりするけど、アートは鑑賞と表現の間には隔たりがあるというような話。これは、答え合わせをしなくてもいいというアートの面白さでもある。

個人的に思ったのは、聴覚や触覚などは自分の感覚と共鳴するけども視覚はやはり自分ではない対象を認識する行為だから五感の中でもタイプが違うのかも、ということ。対象との距離があるというか。音楽などは一体になる感覚があるもんなぁ。でもそこと、答えわせしなくていい自由みたいな感覚は無かった。新鮮….!

で、子どもにアートを何かしら体験させるとなると、例えば表現では、大人が言う「自由にやっていい」は別に本当の意味での自由じゃないよねという話。更にそこで出来た子どもの表現を鑑賞(批評)の対象にしてはいけない空気があると。確かに子どもが作った作品はきちんと鑑賞されるような機会は無い。展示されてもギチギチに置かれているだけだ。美術作品は展示会場に置かれることで、鑑賞/批評の対象になっている部分はあるのだ。

・表現の自由もない
・批評される自由もない

作らすだけ作らして、観せることもしていない。
それってアートやる意味ある???

で、既にある作品鑑賞という行為も、子どもにとっては作ることと観ることは本来地続きなのに、鑑賞となるとそれだけ、分かれているものとして押し付けることになっているというような話もあった。

そこで!表現することと観ることを地続きで考える、観る→やるに繋がるようなワークショップを作るという考えから、生まれているのが「なんだこれ?!サークル」なのですね〜〜〜。

これ、美術教育的観点から言って大学の講義レベルでは??と大変熱い時間でした。

他にも色々、アート界隈のお話などしつつ、「なんだこれ?!サークル」のやり方なども聞いて、お昼はみんなでうどんを食べたり、近所の神社に遊びに行ったり、家でまったりしたりして過ごしました〜〜

うどんは白糸うどんやすじ。数年振りに行ったらツリーハウスで過ごせるカフェなども出来ていて大人気でした…。カフェで注文することで絶景体験が出来るというビジネス……感心…..。

久しぶりに勢いで開催したイベント(?)だったけど、楽しくて濃い時間になりました!岩淵さん、改めましてありがとうございました〜〜!

私も「なんだこれ?!サークル」を福岡でもやってみたいな〜と密かに妄想しております。
何か形にしていけるように、じわじわ考えてみたいです。